オウゴン(黄芩)は、中国原産のシソ科の植物コガネバナの根。黄金花と書くものの花の色は青紫色で、根が鮮やかな黄色であることからその名がついたといわれます。
主成分はバイカリン、バイカレン、オウゴニンなどのフラボノイドで、多くの漢方処方に配合されている重要な生薬のひとつ。
漢方では細菌が出す毒素によって引き起こされる粘膜の炎症(胃炎、腸炎など)を修復するとともに熱を取り除き、全身状態を改善する目的で使用されます。
化粧品原料としては、抗炎症、抗光老化のほか、メラニンの産生を抑制する働き(美白)でも注目されています。