お口にいいハーブ事典

カンゾウ(甘草)

【主な作用】抗炎症、抗アレルギー、鎮咳、解毒、免疫活性作用など

急を和し、百毒を解す生薬。

マメ科の多年草で、ハーブ名は「リコリス」。根を乾燥したものがヨーロッパやアジア、北アフリカなどで民間薬として用いられてきました。

その歴史は古く、ツタンカーメン(紀元前14世紀)のお墓から大量の甘草の根が宝物とともに発見されているほか、医学の原点とも言われる「ヒポクラテス全集」(紀元前5年頃)にも登場します。また、中国では「漢方薬の王様」と呼ばれ、中国最古の薬物書「神農草本経」に記す最古の薬物の一つとされています。

「甘い草」と書かれるように、砂糖の150倍以上の甘みを持つサポニンのグリチルリチンが主成分。「葛根湯」をはじめ多くの漢方薬に配合されており、優れた抗炎症作用で知られています。

また、「急を和し、百毒を解す」と表現されるように、急激な痛みなどの症状を和らげ、広い解毒作用を示すと言われています。